心理学で心を読めるか?表情分析と虚偽検出

心理学を学べば人の心は読める?

心理学を学んでいると人に言うと、必ずと言っていいほど言われるのが、「人の心読めるんでしょ?」です。

結論から言うと、心理学を学んでいる人が人の心を読めるということは基本的にはありません。

心理学の授業で、他人の心を読むということを教わることはありませんから、一般の学部生や院生、教授に尋ねても誰しもが「心理学部でも心は読めない」と答えるでしょう。

しかし、心理学を学んでも絶対人の心は読めないのか、というとそんなことはありません。

実は心理学の中でも、特殊な応用分野を学べば可能です。
だから心理学は面白いのです。

心理学の分野で他人の心を読むということに繋がる研究としては、表情分析と虚偽検出の2つの分野です。

これらの分野を学ぶことで、ある程度人の心を読むことができるようになります。

表情分析

表情分析学はアメリカの心理学者ポール・エクマンによって創始されました。

エクマンは人類の文明が届いていない未開の土地まで乗り込み、万国共通の表情を発見しました。

それが

・喜び
・悲しみ
・恐れ
・驚き
・軽蔑
・幸せ

の表情です。

これらの表情は日本人でもアメリカ人でも文明を持たない地の人たちでさえも共通して見せるものです。

また、エクマンは人間がコンマ数秒のみ本物の感情を表す微表情を発見しました。

これを読み解くことで、人間の感情を正確に読み解くことができるとしています。

微表情は生理的反応です。
そのため、微表情では本来感じている感情が表れてしまい、人は嘘をつくことができません。

微表情を読み解くことができれば、人の心を読むという行為についてかなりのアドバンテージを持つことができます。

虚偽検出

次に虚偽検出についてですが、こちらの分野で有名なのはアルダート・ヴレイでしょう。

虚偽検出はその名の通り、嘘を見抜くということを研究している分野です。

ヴレイは「嘘と欺瞞の心理学」という書籍を執筆し、これまでの虚偽検出研究の結論を記載しています。

その結論とは、ピノキオの鼻のような嘘を知らせる明確なサインは存在しないということです。

しかし、その人が持つベースラインを知ることで、虚偽検出が可能であることを示しています。

ベースラインとは普段のその人の状態です。

・1分間のまばたきの回数は?
・どんなしぐさが多い?
・声の高さは?

など普段のその人のベースラインを知ることで、嘘をついているのかどうかが見抜けます。

表情分析と虚偽検出。

これら2つの分野を極めることで、限りなく「人の心が読める」という状態に近づけるのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です